本記事では、ベターの言い換え語・同義語(類義語)を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした類語
- 友達同士でカジュアルで使える類語
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
また、カタカナ・英語でかっこよく言い換えたい場合のワードもいくつか紹介します。
実際に使われているワードばかりです。ぜひ参考にしてください。
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ベターとは? そもそもどんな意味か?
まずはベターとはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに意味をご存知の方は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
ベストではないが他よりよいこと。
—
2つのものを比較するための表現で、「より良い」という意味です。
—
より適切であり望ましいことを表す
意味を全て見る
- 今選んでいるよりももっと良い選択肢。 “
- 比較的良い状態。 他より良い様子や比較的良い様子。 ”
例文
つづいて、ベターを用いた例文を紹介します。
カロリー摂取の面において、野菜より肉を摂取したほうがベターだ。
いろいろ批判ばかりしているが、これよりベターな方法があるなら教えてほしい。
例文を全て見る
- この製品は他の製品よりもベターな機能を備えており、とても人気です。
- こうした方がベターだと考え、このような選択をすることにしました。
- ここは先に話を伝えておいて決定次第、進めるのがベターだと思います
- 限られた選択肢の中、Aさんが提案した案が最もベターであると思う
- この鍋スープの味だけど、私の好みとしてはもう少し辛味があった方がベターだな。
- せっかくフランスに旅行に来たのだから、レストランで食事の時はビールではなくワインを頼むのがベターだよ。
- 君の提案はたしかに魅力的だが、失敗した時のリスクが非常に高く、こちらの方法にした方がベターだ。
- どちらも最善の策とは言えないかもしれないけれど、時間がないので、ベターなものを選びたいと思います。
注意点(違和感のある、または失礼な使い方)
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおりです。違和感のある使い方にならぬよう注意しましょう。
「ベター」は一般的に比較の対象が存在する場合に使われます。そのため、比較対象がない状況下では違和感を引き起こす可能性があります。
—
より良いというニュアンスがあるため、選択肢がひとつのときに使うと違和感がある。
—
良いことを表す言葉ですが、場面に応じて言い換え言葉を活用することが望ましいです
注意点を全て見る
- 横文字であるため最上という意味で言ったはずがマシといった受け取られ方をする可能性がある
- 表題ワードは英語表現です。全ての年齢層の方に通じる訳ではないと思います。意味合いも明確なものではなく、どちらかというとというニュアンスになっているので表現に工夫が必要です。
- 意味も通じやすく使いやすいが、カジュアルな印象を与えるので目上の相手や取引相手には避けた方がよい。
- 英語由来のカタカナ表現なので、他に外来語を用いていない文章の中で使うと、やや違和感があると思います。
ビジネスで使える丁寧なベターの言い換え語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな言い換え語を紹介します。
それぞれ見ていきます。
より好ましい
まずは、より好ましいです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元のワードの方がオシャレな雰囲気で、言い換え語の方が改まっていておとなしいイメージの表現です。社内での会話におすすめです。
より望ましい
2つ目は、より望ましいです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ベターは英語のbetterであり、ビジネスシーンにおいて口語で用いられる。一方、ベターは文書では用いない。
より優れている
3つ目は、より優れているです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
言い換え語の方が、性能などの「優劣」をよりはっきりと印象付ける言葉である点が、ニュアンスの違いです。商品の性能などを比較する際におすすめです。
より良い
4つ目は、より良いです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
何かと比較してより優れているというニュアンスがある。何番目に良いというニュアンスはなく、単純に比較して使うさいにオススメ。
改善策
5つ目は、改善策です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ベターはより良い選択肢というニュアンスがあります。改善策は、より良くするために変えるというニュアンスがあります。
改良版
6つ目は、改良版です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
前回のものに比べて改良されたことを表します。より良い内容になったことや改善されたことを示す時に適しています
格上
7つ目は、格上です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
相手が人の時に使うというニュアンスの違いがあります。特に、才能や能力が上の人に使うのにおすすめです。
上回る
8つ目は、上回るです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「上回る」は、数量的または質的に他のものを超えていることを強調する表現です。ビジネス文書で、競合他社との優位性を明確に示す際に適しています。
得策
9つ目は、得策です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
良い方法を表すときに用いられる言葉の言い換えです。案として練られたものであることや改善されたものを表します
優れる
10個目は優れるです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「優れる」は、「ベター」よりもフォーマルな表現です。ビジネス文書やプレゼンテーションで、客観的なデータに基づいて優位性を主張する際に適しています。
ベターのカジュアルな言い換え語のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな言い換え語のおすすめを紹介します。
さらに良い
まずは、さらに良いです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ベターは今より良いというニュアンスがあります。さらに良いは、今で十分良いがそれ以上に良いものというニュアンスがあります。
まし
カジュアルの2つ目は、ましです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ベターはもっと良いというニュアンスがあります。ましは、基本的にマイナスで、それよりは少し良いというニュアンスになります。
まずまず
つづいて、まずまずです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ある程度の内容であることや基準を満たすことを表します。ベストとは言いきれないけれど、それなりのものであることを言い表しています
もっと良い
4つ目は、もっと良いです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元のワードの方が外来語でスタイリッシュな雰囲気で、言い換え語の方が素朴です。友人との会話におすすめです。
より良い
5つ目は、より良いです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
もっと質を上げると言う時に使うというニュアンスの違いがあります。さらに出来栄えを向上させるような時におすすめです。
ワンランク上
6つ目は、ワンランク上です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
一定水準よりも優る物事を表すというニュアンスの違いがあります。今までより、一つ階級が上という時におすすめです。
悪くない
7つ目は、悪くないです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
的はずれなものではないことを表します。可もなく不可もなく、にも近いニュアンスで用いられることもあり、決して最善策ではないことも含んでいます
上々
8つ目は、上々です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
そこそこ良いという意味で謙遜する時にも使われたりする、日本人の会話では謙虚な姿勢が求められる事が多いためそんな時に有用
良い
9つ目は、良いです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「良い」は、「ベター」よりもカジュアルで親しみやすい表現です。友人や同僚との会話などで、相手を褒めたり、肯定的に意見を述べたりする際に適しています。
ベターの横文字・カタカナ英語の言い換え語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での言い換え語を紹介します。
こちらはリストのみとなります。
- グッド
- ナイス
- better
- superior
- preferable
- excellent
- optimal
- superiority
- higher
- nicer
かっこよく表現したい際、参考にしてください。
まとめ
以上がベターの言い換え語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
基本的な意味は同じでも微妙にニュアンスが違ったりもするため、TPOに合わせて言い換え語を使い分けていきましょう。
振り返り用リンク↓
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