本記事では、お願い事項の言い換え語・同義語(類義語)を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした類語
- 友達同士でカジュアルで使える類語
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
また、カタカナ・英語でかっこよく言い換えたい場合のワードもいくつか紹介します。
実際に使われているワードばかりです。ぜひ参考にしてください。
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お願い事項とは? そもそもどんな意味か?
まずはお願い事項とはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに意味をご存知の方は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
相手に対する要望を表す時に用いられます
—
お願いしたい事柄がいくつかありますという意味。
—
一般に広く周知したい内容他人に対してこうしてほしいと願う事柄
意味を全て見る
- 人に対してご協力頂く事柄、約束事
- 相手にやってほしい事柄のこと。
- 相手への頼み事を列挙した文章もしくは情報
- 相手や集団に対して守ってほしいルールや項目をあらわす
- 他人に何かを頼む際に使用される言葉。
例文
つづいて、お願い事項を用いた例文を紹介します。
当方からのお願い事項ばかりで大変恐縮ではございますが、ご検討いただけますと幸いです。
来週、異業種交流会がオンラインで開催される。質疑応答の時間配分や質問回数など詳細を、お願い事項として用意しておこう
例文を全て見る
- この場所をお貸しするにあたって、いくつかのお願い事項があります。
- 応募希望者は応募の前に、求人票にあるお願い事項をよく読まなければならない。
- 納品前に、成果物に間違いがないかのご確認がお願い事項となります。
- お願い事項:今回の締め切りを少し延ばしていただけないでしょうか。ご協力いただけますと幸いです。
- 銭湯への御入浴は、お願い事項に目を通した後にお願い致します。
- 取引相手へ送付するEメールには、出来る限り穏やかな文体でお願い事項を挿入したい
- ご利用になる前に以下のお願い事項をお読みの上、ご利用ください。
- 今日のイベントに参加される皆様にお願い事項があります。
注意点(違和感のある、または失礼な使い方)
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおりです。違和感のある使い方にならぬよう注意しましょう。
希望や要望に関するもので、立場や内容に応じて言葉を言い換える必要があります
—
お願い事項は、周囲に対して守ってほしい事柄で使われる事が多いため、曖昧なルールなどで決まっていない事柄に対して使うのは違和感があります。
—
お願いという言い方ができればというニュアンスになるため、絶対にしてもらいたいときに使うと違和感がある。
注意点を全て見る
- 2つ以上箇条書きで書かれている場合が多いので、1つだけの場合や長文の場合に使うと違和感があります。
- “お願い事項”は基本的に丁寧な言葉なので、目上の人や初対面の人に使うのが適切ですが、相手との関係性によってはカジュアルすぎる印象を与える可能性があります。
- 普段注意事項や確認事項という言葉の方が多く耳にするため、お願い事項というと少し柔らかい表現に聞こえ、聞きなれない印象を覚えました。
- お願い事項という表現は丁寧な雰囲気がある反面、実質的には相手への明確な要求事項であり、柔らかい言葉だからといって多用は避けたいフレーズです。
- お願いという表現が広い年齢層や子ども向けのニュアンスを感じるためビジネスシーンなどではあまり使われない印象です。
ビジネスで使える丁寧なお願い事項の言い換え語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな言い換え語を紹介します。
それぞれ見ていきます。
要求事項
まずは、要求事項です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
必要と認められた物事を表します。言葉の強制力があるため頻繁には活用しませんが、目的意識が伴う場面や強く望む場合に最適です
ご要望
2つ目は、ご要望です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
“ご要望”は、顧客や取引先から受け取ったリクエストや要望を表すニュアンスが強くなっています。顧客のニーズを把握して対応する際に用いられると効果的です。
依頼項目
3つ目は、依頼項目です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
特定の事柄などを誰かに行ってもらうように頼む際に用いるというニュアンスの違いがあります。依頼する内容の詳細や、頼む事柄の手順、やり方などを表すのにおすすめです。
依頼事項
4つ目は、依頼事項です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
お願い事項よりも依頼事項の方が堅い印象があります。内容としてはお願いするという内容で差異はあまりありませんが、お願いはやわらかい表現になるためビジネスシーンでは依頼と言い換えた方が適しています。
依頼内容
5つ目は、依頼内容です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「お願い事項」は砕けすぎていてビジネスには全く不向きです。「依頼内容」であれば取引先や部下に対して業務を頼む時におすすめです。
確認事項
6つ目は、確認事項です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
お願いよりもさらにやわらかく、相手に頼むのではなく共に振り返り、確認するというような伝え方になります。
注意事項
7つ目は、注意事項です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
若干元の言葉より強要めいた発言になるのでより強く言うお願いごとをする際には使用するのがおすすめです。
要請
8つ目は、要請です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元ワードより未完成なものを表現する言葉。何かが実現できるように取り組みたい内容を取引先などの理解を得るよう働きかけるときにおすすめ
留意事項
9つ目は、留意事項です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
相手にやってくださいねというお願いと、心の中に留めておいてくださいねの留意だと留意の方が少し強制力が低くなります。実行してくださいというよりは機会があればお願いしますというようなニュアンスの際は留意という表現が適しています。
10個目はです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
お願い事項のカジュアルな言い換え語のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな言い換え語のおすすめを紹介します。
お願い
まずは、お願いです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
“お願い”は、友達や同僚など親しい間柄で使うフランクな言い換え語です。かしこまった印象を与えずに、気軽に頼み事をするときに適しています。
やくそく
カジュアルの2つ目は、やくそくです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
その事柄について破って欲しくない、守って欲しい、等、相手に対して信頼を置いている時に使います。
やってほしいこと
つづいて、やってほしいことです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
お願いは、やってほしいとストレートに伝える言い換えです。元ワードよりも直接的な表現で遠慮がなくフランクです。
ルール
4つ目は、ルールです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元ワードより色々な場面で使える言葉。スポーツやゲームなどみんなが楽しんで参加できるような時におすすめ
約束事項
5つ目は、約束事項です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
お願いよりも強制力が強い言い方です。一方的なお願いというよりも約束という形で双方のためというニュアンスを出すことができる。
要求
6つ目は、要求です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元ワードより一方的な意味が強い言葉。何をしてほしいなど自分を中心で考えて発言したり行動する時におすすめ
頼みごと
7つ目は、頼みごとです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「お願い事項」は簡潔な項目にまとめられた依頼というニュアンスがあります。「頼みごと」は項目にはなっておらず、手助けの要請全般を指すニュアンスです。
お願い事項の横文字・カタカナ英語の言い換え語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での言い換え語を紹介します。
こちらはリストのみとなります。
- ホープ
- リクエスト
- ニーズ
- オーダー
- オファー
- アスク
- request
- favour
- demand
- wish
かっこよく表現したい際、参考にしてください。
まとめ
以上がお願い事項の言い換え語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
基本的な意味は同じでも微妙にニュアンスが違ったりもするため、TPOに合わせて言い換え語を使い分けていきましょう。
振り返り用リンク↓
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