本記事では、ひねり出すの言い換え語・同義語(類義語)を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした類語
- 友達同士でカジュアルで使える類語
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
また、カタカナ・英語でかっこよく言い換えたい場合のワードもいくつか紹介します。
実際に使われているワードばかりです。ぜひ参考にしてください。
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ひねり出すとは? そもそもどんな意味か?
まずはひねり出すとはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに意味をご存知の方は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
液体を容器から絞るように出したり、アイデアを苦労して出すことを言う。
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アイデアや解決策を工夫や努力をして考案することを意味します。
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あれこれ工夫して考え出す。工面して費用を用意する。
意味を全て見る
- 簡単ではなく多方面から物事を捉えて考えを出すこと
- 苦心して生み出すことを表します
- 現状ない上から、何かしらの工夫などをすることで生み出すこと
- 知識などを必死に考える、思いだす
- 用意が簡単にできないものを何とか間に合わせる様子。
例文
つづいて、ひねり出すを用いた例文を紹介します。
新商品のキャッチコピーが中々思いつかなかったが、徹夜してなんとかひねり出すことができた。
行き詰まった状態となり、良い案は無いかと僅かなヒントから解決策をひねり出す。
例文を全て見る
- どうしたらあの問題を解決できるか、一晩中考えて抜いて名案をひねり出す。
- 彼は難しい問題に対して、独自の視点からアイデアをひねり出しました。
- ここまでのアイデアをひねり出すには、かなりの苦労があったはずです
- プロジェクトチーム10名が各部署から集まり、限られてた時間の中でなんとかアイディアを絞り出した
- 最後の文化祭の出し物を、クラスで一丸となり色々とひねり出して考える
- 生徒会で新しい取り組みを考えることになった。みんな苦労しているが、生徒会長としてなんとかアイデアをひねり出してみた。
- 3時間ずっと考え続けて、ようやく捻り出したアイディアなんです。
- 皆が希望している備品の購入がちょっと厳しいかも。予備費からひねり出して何とかできると良いのだけれど。
注意点(違和感のある、または失礼な使い方)
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおりです。違和感のある使い方にならぬよう注意しましょう。
苦労して出すというニュアンスが強く、またやや下品な印象を与えるのでフォーマルな場では避けた方がよい。
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ひねり出すは、出そうにない考えを、あれこれ工夫して考え出すことの意味で使われることが多いため、簡単に思いつくという使い方は違和感があります。
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ひねり出すは日常会話で使うことが多いため、フォーマルなビジネス文書や重要なプレゼンテーションでは違和感があります。よりフォーマルな表現にしたほうがよいです。
注意点を全て見る
- 大変さを表しますが、示す内容に応じて言い換えも変化します
- ひねり出すは工夫等をすることで生み出すので簡単な作業やアイディアなどには違和感があります。
- ひねりだすは安易に答えや考えが出ない場合に使う事が多いため、すぐに考えがまとまったり簡単な案件の場合に使うのは違和感があります。
- ひねり出すというと何かを創造することであるが、ただ創造するのではなく、必死に考えて創造するのがひねり出すであるため、どのくらい努力して創造したかで使い分ける必要があります。必死にならず簡単に創造した時は単純に「考えた」なすべきです。
- 苦労して、絞り出している印象がある言葉なので、易々と出してきた時を表現するには違和感があります。
- 無いまたは少ないところから何とか用意する物として、資金や現金の表現が多くなる場合がありますが、提案や方法等物理的では無いものにも使うことが出来る言葉です。
ビジネスで使える丁寧なひねり出すの言い換え語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな言い換え語を紹介します。
それぞれ見ていきます。
絞り出す
まずは、絞り出すです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
大まかなニュアンスは変わらないが、言葉から与える印象は比較的丁寧である。ある程度広く使えるが、フォーマルな場ではやや避けた方がよい。
案出
2つ目は、案出です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
案出はその字の通り「案を出す」という意味なため、ひねり出す、捻出と同じ意味である。捻出と同じ理由ではあるが、ひねり出すよりも案出の方がかしこまった表現のため、ビジネスには適している。
考え出す
3つ目は、考え出すです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ひねり出すとのニュアンスの違いは、考えて新しい案や方法などを作り出すことです。色々考えてから、これまでなかったことを作る時におすすめです。
考案する
4つ目は、考案するです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ひねり出すとのニュアンスの違いは、新しいやり方や品物などを考え出すことです。これまでにないデザインや形など工夫して、新たに生み出す時におすすめです。
熟考する
5つ目は、熟考するです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元ワードより静けさや重みをもつ言葉。慎重に判断したり答えを出す必要がある事を考えている場合におすすめ
難産
6つ目は、難産です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
アイデアや新しい商品を作り出すのが非常に大変であったことを表す。一般的な言葉であり、どのような場面でも使っていける
捻出する
7つ目は、捻出するです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元のワードの方がよりカジュアルで柔らかい響き、言い換え語の方が改まっていてかっちりしています。社内での会話でおすすめです。
発明
8つ目は、発明です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
達成し得ない事に対して新しい術を生み出す言い方です。無の状態や周りの情報から何かしら思い付いた時に使用するのがおすすめです。
ひねり出すのカジュアルな言い換え語のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな言い換え語のおすすめを紹介します。
ひり出す
まずは、ひり出すです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
苦労して生み出すというニュアンスがあり、似た言葉の中では非常に下品な印象を与える。非常に親しい相手にのみ使うのがオススメ。
やりくり
カジュアルの2つ目は、やりくりです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
何かの考えを出すのではなく繋げる意味を含める言い方です。元の状態はゼロではなく少なからずも存在しえる物に対して使えます。
案出する
つづいて、案出するです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ひねり出すとのニュアンスの違いは、思いを巡らして計画や工夫を思いつくです。色々考えてから、新たにプランややり方などを考えつく時におすすめです。
絞り出す
4つ目は、絞り出すです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
言い換え語の方が、「まるでほとんど残っていない歯磨き粉をチューブから押し出すよう」なイメージが湧きます。乏しいアイディアや費用から何とかして出す、というニュアンスを伝えたい場合におすすめです。
考え出す
5つ目は、考え出すです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元ワードよりキャッチーで重みはなく使いやすい言葉。今自分が考えて行動できる事を提案する場合におすすめ
考え抜く
6つ目は、考え抜くです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元ワードより時間を要していることが伝わる言葉。色々な選択肢から慎重に何かを選んだりする場合におすすめ
算段する
7つ目は、算段するです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
お金を連想する直接的表現です。方法や計画案を立てるに当たって使用して良い言葉ですが、計算ずくな印象は強いです。
思いつく
8つ目は、思いつくです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
思考やアイデアの浮かぶ意味を強調したい、意味したいニュアンスをもちます。アイデアが突然浮かんだ場合に使用するのがおすすめです
生み出す
9つ目は、生み出すです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
こちらもどんな人でも理解できる言葉の中から選定をいたしました。現在ない状態、または現状に満足していない状況の中から見つけ出すという意味で生み出すといたしました。
編み出す
10個目は、編み出すです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
ひねり出すとのニュアンスの違いは、工夫をして新しい技術や方法を考え出すことです。これまでになかった独自のやり方などを生み出した時におすすめです。
ひねり出すの横文字・カタカナ英語の言い換え語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での言い換え語を紹介します。
こちらはリストのみとなります。
- スクイーズ
- work out
- elaborate
- invent
- forge
- devise
- contrive
- squeeze out
- brainstorm
- twist out
かっこよく表現したい際、参考にしてください。
まとめ
以上がひねり出すの言い換え語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
基本的な意味は同じでも微妙にニュアンスが違ったりもするため、TPOに合わせて言い換え語を使い分けていきましょう。
振り返り用リンク↓
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