本記事では、おずおずの言い換え語・同義語(類義語)を解説します。
- ビジネスで使えるきっちりした類語
- 友達同士でカジュアルで使える類語
に分けていくつかのアイデアをまとめました。
また、カタカナ・英語でかっこよく言い換えたい場合のワードもいくつか紹介します。
実際に使われているワードばかりです。ぜひ参考にしてください。
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おずおずとは? そもそもどんな意味か?
まずはおずおずとはどんな意味なのかをおさらいします。
すでに意味をご存知の方は、次の項目まで飛ばしていただき大丈夫です。
意味
まず意味は以下のとおりです。
安易ではなく恐れながら行動すること
—
恐れなどのために、ためらい、落ち着かないさま。ためらいながら行動する様子。
—
消極的で控えめに行動を始める様子を表すオノマトペ
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- 勢いなく、ゆっくりとしたようす
- 物事に対して臆病な態度を表します
- 様子を伺いながら、警戒しながら。
例文
つづいて、おずおずを用いた例文を紹介します。
会場は一瞬、シーンと静まり返った。その時、一人の少女がおずおずと手を挙げた。
新入社員がおずおずと社長室に入っていく様子から、内気で臆病な感じがした。
例文を全て見る
- 彼女は言いにくそうに下を向いていたが、やがておずおずと口を開いた。
- 新人なのに会議に参加させられて発言を求められたため、おずおずと意見を言った。
- 群衆のなかで、そのこどもはおずおずと手をあげて、語り始めた。
- 彼はカバンからおずおずと冊子を取り出した。それは自身がしたためた作品であった。
- 先生は普段から怒るととても怖いので、僕は怒らせないようにおずおずと作品を差し出した。
- 新しいプロジェクトに参加し、初日はおずおずしていたが、徐々に自信をつけて成果を上げた。
- 仕事の納品が今日までだったが体調がすぐれずみんなに申し訳ない気持ちが勝って、おずおずと帰宅した。
- 大勢の聴衆の中で、彼女はおずおずと手を挙げてから質問をしていた。
注意点(違和感のある、または失礼な使い方)
この言葉を使ううえでの注意点は以下のとおりです。違和感のある使い方にならぬよう注意しましょう。
擬音語ではなく擬態語なので、外国の人にとっては音から意味を推測するのが難しいと思われます。相手の反応次第で意味を細くすべき点が注意点です。
—
「おずおず」はオノマトペなので、「おずおずする」というように動詞で使用することはありません。
—
動作のようすを表すので、アクションのない場合には違和感があります。
注意点を全て見る
- びくびくした態度を表し、良い意味では用いられません
- おずおずはどこかそわそわしている様子などで使われる事が多いため、堂々としている様子で使うのは違和感があります。
- 物怖じしている中でも平常心を保とうとしている状況で使うので、体が明らかにガタガタ震えていたり恐怖心を隠さない場合に使うと違和感があります。
ビジネスで使える丁寧なおずおずの言い換え語のおすすめ
ビジネスで使えるフォーマルな言い換え語を紹介します。
それぞれ見ていきます。
ためらいながら
まずは、ためらいながらです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元のワードには「ためらい」の他に「おそれ」「戸惑い」「恥ずかしい」などのイメージがありますが、言い換え語は「ためらい」に集約される点が、ニュアンスの違いです。オノマトペを用いたくない場合におすすめです。
はにかみながら
2つ目は、はにかみながらです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元のワードには「恥ずかしさ」「おそれ」「躊躇」などの意味合いが感じられますが、言い換え語には「恥ずかしさ」の要素が強い点が、ニュアンスの違いです。オノマトペを避けたい場合におすすめです。
恐る恐る
3つ目は、恐る恐るです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「おずおず」の方がやや恐怖心がマイルドで、「恐る恐る」は恐怖心や緊張感が強い時に使うのがおすすめです。
恐縮
4つ目は、恐縮です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
へりくだる様子を表した言葉です。震え上がるような気持ちを言い表すことが語源にもあるように、身に余る出来事に対する気持ちを表した言葉です
尻込みする
5つ目は、尻込みするです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元のワード「おずおず」よりも「尻込みする」のほうが、書き手が客観的な視点から見ているような印象を受ける。
慎重
6つ目は、慎重です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
事前に検討し、計画的に行動する姿勢を強調するニュアンスをもちます。プロジェクトの立ち上げや戦略の策定など、慎重なアプローチが求められる場面で適しています。
逃げ腰
7つ目は、逃げ腰です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
恐れや不安から逃げ出したいという気持ちが体に現れているというニュアンスがある。どのような場面でも使っていける。
怖々
8つ目は、怖々です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
おずおずとのニュアンスの違いは、恐る恐るです。相手に対しておっかなびっくりだったり、びくびくしながら行う時におすすめです。
躊躇
9つ目は、躊躇です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
言い換え前の言葉は動作の様子に重点があるが、言い換え後の言葉は、その人の心中や考えに重点がある
逡巡
10個目は逡巡です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
言い換え前の言葉よりも、その人が特定の事柄について思いをめぐらしたり、よく考えているためにその動作になったニュアンスになります。
おずおずのカジュアルな言い換え語のおすすめ
友達同士で使えるようなカジュアルな言い換え語のおすすめを紹介します。
おそるおそる
まずは、おそるおそるです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
言い換え前の言葉にほぼ近いが、それよりも、その人が危険や恐怖をかんじてその動作をしている様子をしている
おっかなびっくり
カジュアルの2つ目は、おっかなびっくりです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
おずおずとのニュアンスの違いは、怖がってびくつきながらある事をすることです。ある物事をする時に、それを恐れながら行う時におすすめです。
おどおど
つづいて、おどおどです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「おずおず」よりも元の性格に起因する消極的さを想起させるようなイメージの言葉。「おどおどしている」というと常に自信が無い印象。
こわごわ
4つ目は、こわごわです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
恐ろしく思いながら物事をするさまというニュアンスの違いがあります。びびりながらする時におすすめです。
ためらいながら
5つ目は、ためらいながらです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「おずおず」は警戒や恐怖心で慎重になっているニュアンスで、「ためらいながら」は不安な思いや迷いが強く表れているニュアンスです。
ビクビク
6つ目は、ビクビクです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元のワードより言い換え語の方が、何かに恐怖を感じていてすっかり小心者になっている様子が強く表れている点が、ニュアンスの違いです。友人との雑談時におすすめです。
恐々
7つ目は、恐々です。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
「おずおず」の方が動作がゆっくりで慎重さがあるニュアンスで「恐々」は恐怖心を抑えながらも着実に行動に移しているニュアンスです。
控えめに
8つ目は、控えめにです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
自分の存在感をより控えめに最小限に抑え、他人の意見や意向を尊重する姿勢を示すニュアンスを持ちます。他者との調和を重視する場面で適しています。
逃げ腰になる
9つ目は、逃げ腰になるです。
意味やニュアンスの違いは以下のとおり。
元ワードよりその人の雰囲気が伝わりやすい言葉。強い相手に立ち向かったり自信がない事に挑戦しているが様子が落ち着かない場合におすすめ
おずおずの横文字・カタカナ英語の言い換え語のおすすめ
最後は横文字・カタカナ英語での言い換え語を紹介します。
こちらはリストのみとなります。
- シャイ
- fearfully
- bashfully
- timidly
- shyly
- gingerly
- Scary
- nervously
- hesitantly
- anxiously
かっこよく表現したい際、参考にしてください。
まとめ
以上がおずおずの言い換え語のおすすめでした。
さまざまな言葉があることがわかりますね。
基本的な意味は同じでも微妙にニュアンスが違ったりもするため、TPOに合わせて言い換え語を使い分けていきましょう。
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